政治不信

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「皆で次の選挙へ行こう」「投票率100%にしよう」「そして全員で白票を投じよう」…唐突な書き出しだけど、誰かTwitterとかFaceBookで参加者を募ってくれないかなあ。

今さら言うまでもないタイトルだけど…このところの政局について意見が言いたくて、少し書いては筆が進まず、の繰り返し。消費税増税法案から民主党分裂に至るこの数日の、国民を無視し政治家が自分達の事しか考えていない、しかもそれを恥じてもいない態度に辟易している。この期に及んでも平気で「国民の皆様のため」って言える神経はどうなってるんだ?

本当にこの国の政治はどうにもならない。政治家は一切信用できない。今回の消費税関連法案の採決で一層その感を強くした人が多いんじゃないか…目先の「消費税」をどうするかだけの問題ではなく!(←世間的に増税止むなし…という意見も多くあるけど、それも為政者側のミスリードに惑わされているだけでは?きちんと計算すれば、増税必要なしという専門家もいるし…)

長く続いた自民党政権を倒すための方策として民主党に投票した人も多かったと思う(私もその一人)。私はその意味で大して(いや、全然)期待なんかしていなかったけど、ここまでヒドいとも思っていなかった。やっぱり政治家なんて全て同じ人種や!

マニフェスト(←なんで公約って言わなくなったんや!)を破棄してまで(破棄したら選挙の意味は全くない)通さなくてはならない「増税」は何のため?野党だった時にあれだけあげつらった「無駄」を減らすどころか、与党になってからは問題をあぶり出す事すら出来なくなって、結局は「国民の生活を守るために」←???という大義名分を振りかざし自民党と公明党と手を組むって…議員は自分達の既得権益を減らす事は絶対しない(ある種、誰でもそうだけど)なにせ自分達でその法律を作れるのだから。

結局は長期に安定(←?かに見える…かも)した為政者側(立法と行政)が、その上にあぐらをかいて自分達の権益を最優先しようとしている事が問題。この事は、古く江戸時代や平安時代にも歴史の証を求める事が出来る。第二次大戦後の混乱・困窮期の日本の政治家は、それなりに国民のために何かをしようとして、国の復興に向け、自らのためだけではなく働いていたのだと思う(←見てないけど)関東大震災後の復興に向けた為政者の働きも同様で、それを記した記録も残っている。もちろん自らのお膝元である東京が被害に遭ったという意味で、自らを捨ててでも…という意味では何割かは割り引かなくてはならないだろうけど。阪神淡路の復興は国がどの程度関与したのか?災害の規模は変わりなくても、起こった場所が、範囲としては狭く、どちらかと言えば大都市圏で、街そのものにお金も力もあったし、そのままにしておくと国の経済にも影響が大きいと判断されたこともあったのでは?阪神淡路に対し、今回の大震災の復興に向けて、今の為政者達は何をしてくれたのか?しているか?国側の人災とも言える福島原子力発電所と東電に対して、被災者に対する具体的な救済の動きや補償はしているか?すべてがNOと行っても差し支えない程、国は何もしておらず、しかも、自分達の政局問題には迅速に反応する。

誤解を恐れずに書くと、政治が良くなるためには、日本全体が沈没する程の敗戦が必要ということか?戦争が起きなきゃ変わらないのか?ノアの大洪水程の大災害が必要なのか…それくらい皆が痛い目に合わないと誰も目が覚めないのか?

いやいや、戦争を選ぶのも為政者側で、国民は巻き込まれて結局は酷い目を見るだけ。もちろん自然災害だってやって来ないに越した事はない←戦争とは違って自然災害は誰にも防げないけど。

そして問題は、政治家よりさらに役人にあるように思えてならない。自民党から代わった民主党政権が自由に動けないのは、その殆どが官僚のせいだろう。既得権益にしがみついて自分達の利益を最優先しているのは、政治家より官僚の方がヒドい!結局は彼らがうまく政治家を操ってお互いに都合よく利益の配分を行っているだけ。

お金を産み出している人達から搾り取って、お金を産み出さない人達に分配する。(←そりゃ困っている人や老人が生きやすい世の中は必要だけど、今の世の中はどこに分配するかもきちんと調査せずに無駄ばかり)それを自分達でお金を出さない人達が決める。なぜこんな事が出来るのか?簡単!自分のお金じゃないから。自分の懐が痛むわけではないから、精査せずにジャブジャブと無駄遣いが出来る。ついでに、そのお金を運用するとか言って、自分達に都合の良い施設や機構を作り、さらに無駄な支出を増やしている(←年金関連の保養施設などたくさん)このお金は公務員の収入になるために。その他にも地方活性化とか都合の良い理屈をつけて嫌なものを(米軍基地・原子力関連施設などなど)地方に押し付け、その事業でも役人とその仲間が儲かるようにシステムを作る。

今回の消費税増税は「全てを年金などの社会保障のために使う」と謳っているが、結局自公の合意を得る段階で、役人の巧妙な付帯事項を法案に足して(自民党時代のばらまき政策をやりたい政治家と役人の手で)社会保障以外にも使えるような道筋が付けられたとも言う。確かにその直後に凍結していた新幹線計画の着工GOサインが出た。H下氏も「政治家」になったらどうなるか判らんよ。数の論理がないと彼らの力にならないから、どこかと組む可能性もある。だから私はあまり期待していない。

本当に政治家って必要?役人て必要?ここ数十年で「これは!」と思われるような「重要で必要な法案」は幾つありましたか?何か覚えていますか? さらに極論だけどもう少し言うと「区役所も必要?」役人が住民の動向を把握する=税金の徴収が楽なだけの制度。古くは荘園と一緒だし、江戸時代の寺と檀家制度も税金の徴収に一役買っていたらしい(←このせいで江戸時代から寺は無税。現代の宗教法人の税制の大元となったらしい)はっきり言って、印鑑証明と住民票がたまに必要なくらい。今時ネットからだって簡単にこのての書類は発行出来るでしょ?価格もサービスのうちだから「奥さん!ウチの住民票安いで」(笑)っていうところから書類を出して貰えば良い。

江戸時代は成立して爛熟して崩壊=次世代への改革に至るまで約250年かかったけど、テレビなどのメディアの台頭+Internet網の拡充で情報が早く手に入る現代では、その分民衆が気付くのも早くなった…と思いたい。現代の日本政治の崩壊=改革への時期も早まって欲しい。

テレビと言えば「節電」に対してテレビの放送時間の短縮・自粛という意見がテレビから発せられないのはなぜか?いつかも書いた覚えがあるけど、1970年代のオイルショック時には実際に実施した筈。深夜帯の電気使用量では節電にならないというのなら、昼間の時間帯の無駄な垂れ流し放送を止めたら? 巨額を投じてスカイツリー(地元だけには経済効果ガ大のようだけれど)を作り、デジタル可して出来た「無駄なチャンネル」の増加はなに?再放送とショッピング番組しかやる事がないのなら、昼間の時間帯に休んだって誰も困らない。

民衆の力の集結で(昨今のInternetを利用したエジプトのように、また首相官邸前の原発再稼働反対運動のように)間違った体制を崩壊させてより良い方向へ改革させるために本当に立ち上がらなければ。国民投票などだって、今のネットワークで簡単にお金をかけずに実施出来る事も多い筈である。

さあ皆さん!次の選挙を待とう。(やっと最初の話題に戻った!)次の選挙は投票率100%にして「全員で白票を投じる」というのはいかがですか?これが実現すれば、さすがに問題となるでしょう。本来の改革は民衆の手で民衆の力によって行いたい…と強く思う。

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