新しい楽器を購入。少し前から気になっていたYAMAHAのTuba。Es管。本日到着。
YAMAHAのくせに、なかなか高飛車な値段設定。でも、カタログで見ただけで、直感的になんだか良さそうな雰囲気があった。
Es-Tubaは、私の心の師(というかレッスンも受けた)でもあるJohn Fletcher(LSO首席奏者で、PJBEの顔としても活躍。我々の世代の金管奏者は、全員が影響を受けていると言っても過言ではない)の使用していた楽器。イギリスではポピュラー、オーケストラ奏者も使用している。しかし、それ以外の国ではもう一つ普及しておらず、BritishBrassBand(以前ソロで出演したけやきの森BBBの様な形態)でのみ人気がある。Fletcherさんの使用していたBessonの楽器とベル(ラッパの部分)のバランスが似ており、師への思い入れもあるにはある。が、なにより、世代的に、そろそろ定年が目の前に見えてきた年齢(私はフリーなので定年制度はないけれど)なので、同級生や仕事仲間は、どんどん減ってきている。日本のオーケストラのTuba奏者もがらっと様変わり。私もこの先オーケストラでバリバリ仕事する事はもうないだろうし、逆に老後の相方として、コンパクトで、これ一本あればオールマイティに対応出来る楽器として、EsTubaがとても良いと考えた。
で、YAMAHA管楽器設計にいる友人M隈に訊ねたところ「全てのYAMAHAのTubaのラインナップの中で、最もバランスの取れた良い楽器」と、自信満々のコメントが返ってきたので、早速試奏出来るように手はずを整えてもらい、今回購入の運びとなった。(6/11追記:松Kからその後送られてきたメールに=検品の折にちょっとしたイタズラを仕掛けたのだが=この一連の試奏〜購入に至る経緯を、M隈がセッティングしている事に絡み「Tuba界の裏の大物がついにヤマハを購入してYAMAHA PLAYERになるらしい」という妙なメールが、ヤマハ社内で飛び交っていたと書いてあった…笑。なんだよ裏の大物って!?モザイクなしってこと?オレは裏でも大物でもない)
プロ奏者として活動しはじめて、初めてのEs管、初めてのヤマハ、初めてのピストンTuba、2本めの(つまり珍しい)銀色=シルバープレート仕上げ。初めてが多い楽器だが、試奏でとても気に入ったので、良い相棒になってくれそうな気がする。S藤とは、これでオッサンBrassQuintetをやるつもり。
今回YAMAHAの計らいで、試奏などに協力してもらい、今回の購入店となったのが横浜のセントラル楽器で、現会長がT内氏。彼が起業前に働いていた神D下K楽器時代に、音高生だった私が初めて買った楽器の担当をして貰い、その時購入したのがYAMAHAのEs管YEB321。(大学生卒業時に売却。ちなみに1本目の銀色Tuba:HirsburnnerC-Tubaは、仕事をし始めて数年で手放した)その武U会長は、今は亡きJimK島師匠が、晩年大変仲良くさせて頂き、師の葬儀と追悼コンサートの折に、言葉につくせないほどのご支援を頂いた。なんだか今回の買い物がセントラルになった事に因縁めいたものを感じている。
大変お久しぶりです。Y形Mなみ高校にいた方の菊地です。
ふと「西田先生元気かな・・・」と思いグーグル先生のちからをかりたらEs管らしきものをかまえる先生の画像を見つけ、このブログにたどり着きコメントさせていただいてます。
あまりになつかしすぎて涙腺がゆるんでしまい何を書いていいのかわからないですが、お元気そうで何よりです!
MK様。久しぶりだね!元気にしているのかな…どんな形であれ、私を気にかけてくれて、連絡をくれたのがとても嬉しい。楽器は続けている?Y形にいる君の兄弟弟子達とは、時々集まって飲んでます。よかったら顔を出してください。私の連絡先は変わっていません。私も相変らず時々山Gに行っています。どこかで会えると良いのだけれどね。