今日は仕事で三重に行きます。新幹線のぞみのWiFiからの投稿です。
大阪生まれで中学生まで大阪で育った私は、やはり言葉を覚えた土地の文化が色濃く影響しており、東京生活の方が長くなった今でも、関西弁での思考の方が落ち着きます。
とはいえ、コテコテの大阪人ではないのです。父方は北海道出身(その一代前の祖父母は、徳島と仙台)母方は富山の出です。
ですから「鱧喰て天神さん見な、夏になった気がせえへん」・・・ほどの、大阪人ではありません。
でも、新幹線で名古屋を越えると、急に周りの環境が大阪言葉になるのが判りほっとします。三重も言葉は少し違いますが、大阪弁が違和感なく通じます。
このブログも大阪弁で書いたほうがしっくり来る場合もあるのですが、大阪弁はまず変換が上手くいかない。やってみるとかなりの割合で平仮名になります。
例えば、大阪では七をひちと発音します。(江戸弁の「し」「ひ」の混同とは違います)「し」という音が「死」を連想させて縁起が悪いからと聞いた様な記憶もありますが、真偽の程は定かではありません。子供の頃、質屋さんの看板に平仮名で「ひち」と書いてあった事も記憶しています。友人の、G馬響Oボエ奏者Wたなべ氏が、携帯のメールを打ちながら「この携帯アホですわ!ひち→7っちゅう変換が出来まへんねん」と本気でぼやいていたという笑い話もあります。
さて、ここでタイトルの「放出」です。大阪東部の地名です。
知っていますか? 読めますか?
大阪人は100%読めると思います。もちろん「ほうしゅつ」ではありません。
正解は「はなてん」と読みます。
普通のソフトではゼ~ッタイに変換してくれません。
JR学研都市線の駅があり、昔は中古車センターで有名でした。
この駅に行く為の大阪環状線の乗換駅「京橋」(東京にもありますが大阪では「京」にアクセントを置きます。ちなみに「日本橋」も大阪にありますが、読みは「にっぽんばし」です)は、大阪人は100%「えーとこだっせ!」と、メロディー付で答えてくれるでしょう。(何のこっちゃ判らん人はすぐに大阪人を捜し出して訊いて下さい)
さすがの私も足の力が抜けてへたりこんだ出来事がありました。前出の大阪環状線車中の新今宮駅近くで、隣に立っていた見ず知らずのおばあちゃんに「兄ちゃん、私の降りる駅はどこやろか?」って訊かれた!
「あんたの降りる駅まで判るかい!」