5月に入りました。気がつけば連休も今日で終わりです。
1日から山形での吹奏楽三昧の仕事で、やっと帰ってきました。今年は震災の影響で予定していた講習が無くなり、これまで少しずつ廻ってレッスンしていたところがずっと私を待っていてくれ、やっと新幹線など交通が戻った今、どっと依頼が舞い込んだ訳です。おかげで、東京では落ち着かない思いで通り過ぎた桜をもう一度楽しめました。・・とはいえ、5/2の強風で、それもあらかた散ってしまいましたが。通り過ぎる車窓からだけですが、山形市、寒河江市、天童市などの桜の名所を眺める事が出来、それに加え満開のサクランボの花(白い!)も見てきました。忙し過ぎて写真に撮る余裕がなかったのが残念です。
夜は行きつけのミスティーで、くつろぎの時間をマスターや友人Sと共に。特筆すべきは、今回お初にお目にかかったVlaのN田氏との出会い。私も良く知る我々の業界の大先輩の息子さんで、共通の知人や事柄も多く、話をするにつけ、仕事に対する姿勢や考え方にも共感出来るものが多い楽しい時間を過ごしました。おかげでその日は3時間程しか眠れませんでしたが←それは自分のせいや!
話は違いますが、この山形滞在の間に「ビンラディン殺害」のニュースが流れ、彼らと日本人とのメンタリティーの差をまざまざと感じましたね。日本人がどんな犯罪者であれ「◎×を殺した!これで平和になる」と叫び(それも一国の首相が!)、それを受けて民衆が大騒ぎで喜ぶ・・・のにはどうしても馴染めません。オペラの題材にも復讐をテーマにしたものがたくさんありますが、日本の仇討ちとは趣を異にします。国譲り神話がある様なメンタリティーの国民性ですから、どこかに合議制を重んじる、争いを好まない国民性を自分の中にも感じます。様々な(アジア人も含め)外国人と話していて、この違いはよく感じます。この辺りの違いを良く理解しておかないと外国との様々な交渉事は上手くいかないでしょう。
逆に、日本人のアッサリした気風は、歴史を後世に伝える事は下手だと感じる。戦争であれ、この大災害であれ、きちんと後世に伝える事が必要で、それがあるから人間は学習できる。これだけは、もう少ししつこくても良いんじゃないかなあ・・。
昨年も送って頂いたK都N岡天満宮のミヤマキリシマの写真で5月の気分を!