ちょうど1週間前に出発して、K川〜O阪〜M重と回る旅行をしてきた。最後のM重だけは仕事で、その前は旅行。ちょっとした家の事情(工事)で、そこから逃げ出す目的で久しぶりに仕事ではない旅。高Mまでは成TからのLCC、今話題のエアバスA320。事故は関係ないけど、狭いせまい。空港からのリムジンバスの方がよっぽど広い座席だった。笑
さてさて、しばらくぶりの香Gうどんツアー。
前回は5年位前だろうか?そもそも、10年ほど前にZ通寺教委の仕事でK川を訪れた折に、高M在住のN瀬Y香ちゃんに「名店あたりや」に連れて行って貰い(パチンコ屋の駐車場にあった!どこ行くねん…って思いながらついていった)さぬきうどんにハマった!(これ以来N瀬家とは深いつながりが出来、隠し子Bリちゃんやらその姉やら、とにかく皆さんと仲良くして貰っている。今回も大変お世話になった)そのハマったきっかけあたりやも閉店した今、ずっと気になっていたレジェンド店(恐るべきさぬきうどん…という本があるのです…1巻掲載店と言うか、さぬきうどん巡りツアーの人気を牽引した名店たち)を、とにかく全て回りたいと思っていて、これまでに回りきれなかったところを今回攻めてみた。
朝9:00高松出発。人気行列店も、GWやお盆以外のウィークデー(金曜)なら、さほど混雑はしていないだろうということで…約30分で田村。前回はここで醤油をかけすぎたためここだけは再度訪問、リベンジ!というか、大将がリタイアして息子さん(?)があとを継いだらしいので食べてみたかったというのもある。
▽田村 醤油うどん小 そのまま(麺を再加熱しないで水で絞めたまま)
醤油をかけただけ。麺そのものを刺身で食べているみたい。うまい!
さらに約15分で、山越。かまたまうどん発祥の店。映画udonのM広監督曰く、キング山越。うどんツアー人気の牽引役で、一度は訪れておかないと…と思っていた店。普段は大行列で、30分待ちはあたりまえ。5年ほど前のGWには1日に6000玉以上を販売したらしい!(計算すると約4000人の客が来て、10秒に1人位の割合になるらしい。人間の限界を超えてる)まさに伝説の店。さすがの味。そういえば、ここのお弟子さんが神Dでおいしいうどん屋さんを出しているので、T京でもこの系列は味わえる。
▽山越 かまたま小
さらに今度は40分ほど山道を走る。もうすぐ徳島県かという位走って、窓からの風景も渓谷沿いの木々の風情もいかにも山深くなった辺り、ちょうど二つの川の合流点に架かる橋のたもとにあるちいさなお店が谷川米穀店。
実はここに一番行きたかった、だれが最初にここでうどん食べられるって判ったんだ!?見つけた人はえらい。というよりは、近所の人だけ知っている製麺屋さんの隅でちょっと間に合わせに食べさせてもらえる店が、口コミで広まってブレイクしたんだろう。(いやいや、T尾さんが拡めたんやけど…笑)なにせ店名は米穀店。でもここのうどんがうまい!11:00過ぎについて既に行列。10分ほど待ったかな。味付けは、青唐辛子漬け(ものすごく辛い!けどものすごく美味い)と醤油だけ。(欲しい人は卵も付けられる)醤油で半分位食べて、テーブルにある酢を一垂らし…これで大化けする。ぜんぜん違う味になってまた新たな美味に出会える。私には、ここの麺が一番一口めのインパクトが強かった。
▽谷川米穀店 小そのまま
うどん小とはいえ、9:30から11:00過ぎまでに既に3杯。かなり腹一杯になって、もう止めようかと折れそうになる心に鞭打って(←なぜ打つ必要がある!?笑)次のやまうちに向かう。山を下る道を半分くらい戻って、琴平方向に少し農道を走ると、目指すやまうち。ここへのアプローチも伝説で、こんなところにうどんやがあるのか!?という憧れの道をついに登った。そこには、なんともあやしい佇まいの中にやまうちうどん登場!
▽やまうち ひやひや小(冷たい麺と冷たいかけ出汁)+ゲソ天
まあ、このイリコ出汁の美味しいこと。麺と合うこと、すばらしい! で、帰りにずっと気になっていたこの店の看板を検証。そもそも「う ど ん」の字間のバランスが気になる。近くに寄って良く見たら、別の看板(ロッテガーナチョコレート)の上に白いペンキを塗って隠しうどんの文字。この間に合わせ感満載の手書きの看板で、大行列の名店というのが良い。これぞさぬきうどんテイスト。
齢のせいもあり、さすがに午前中4杯できつく(前回は5軒行けた)なり、うどんツアーは終了。これで製麺所型レジェンド店はほぼ網羅出来た。閉店したゴッド宮武、同じく閉店した彦江、私の好きなうどん屋連続1位のがもう、客がネギを刻むなかむら+今回の4店。ほかにもあたりや、新宮武、一福などなど。5年に1度程度しかツアーをしない耳年増うどんファンにしては、そこそこ廻っている方じゃないかな…それでもまだまだ行きたい店はある。さぬきうどんは奥が深い!
とにかく4軒とも、どこに行っても麺が全てぜんぜん違う。一口目に口に入れたときの印象が全て新鮮で、麺の弾力というか、跳ね返り方というか、暴れ方というか、そして、噛んだときの(さぬきうどんは噛まずに食うとかいうけど、それは嘘!)歯の侵入具合というか、麺の押し返し加減というか、そういう食感がすべて違って面白い。香川のうどん文化の奥深さ、うどんに対する愛情を感じる。
お腹いっぱいになったので、金比羅で金丸座を見学して(江戸時代に出来たのに今の劇場とまったく同じ機能を持っている。全部が人力だけど…商売柄、私にはすごく興味深い)
麺通団のT尾さんが暴れたせいでかわいそうなことになった(香川でのT尾さんの影響力を気にせず、あちこちでここのソフトクリームの美味さばかりを宣伝したら、中華屋さんなのにお客さんは食事もせずにソフトクリーム目当てばかり。 麺通団のうどラジpodcast参照)TCKの「ラーメンも食べよ」看板もこの目で見て、心から満足して香川をあとにした。
さて、次はいつツアーしようかな???