昨日は朝から仕事。日帰りで三重〜名古屋と廻って深夜に帰宅。だから大阪都構想の住民投票が僅差で否決された事は知らなかった。
私が大阪人だから…という事ではなく、とても気になる住民投票の行方だった。大阪というか関西以西の考え方や文化の違いは、独立しても良いくらい日本の東側とは違うとずっと感じていたし、大阪も沖縄も独立しちゃえば良い!とは以前にここに書いた。
橋下徹という人物が好きな訳ではないし、彼の考え方に賛同している訳でもない。しかし、彼が今回の結果を受けて政治家を辞めるという発言には、少しがっかりもしている。つまりは彼に何らかの期待感もあるという事だなあ…という自己分析。
政治も行政もマスコミも、全てが中央ばかりを見ている状況。地方の政治・行政・マスコミも同じ事。そういう今の(昔から!か…)日本の中で、地方(大阪)が独自で一歩を踏み出そうとする事に意義を感じている。自分のふるさとに対する思い入れでは決してない。
今回の敗因は、ひとえに説明不足に尽きると思う。なぜ大阪が都になる事が必要なのか、きちんと理解出来ている人が何人いたか。大阪人だから橋下徹の話の持って行き方とかは理解出来る部分も多いが、それが決して多数派ではない事もよくわかる。おまけに、彼の主張は必ずしも一貫していない。だから橋下を好きじゃないし賛同もしていない…となるのだが、彼の様な政治家が現代に出て来ている事には意義がある。我々には、このまま奴ら(わかるよね)の好きなようにだけさせないための、きっかけとパワーが必要なのだ。そういう意味で、彼が政治家を辞めるという発言にすくなからずがっかりしている。
このままでは、すべてがやつらのやりたい放題である。政治と官僚(行政)と大企業が癒着して、それを批判もせずに大本営発表の通り報道するマスコミと(司法も変わらんな…)、それら全てに対し、何も疑う事をしない我々市民で構成する日本は、戦前となにもかわらない=つまりあの時代に戻って行くとしか思えない。