面白い恋人が提訴されたらしい。なんだかなあ…「粋」やないね。遊び心がない。これって単に私が関西人だからこう思うのかなあ。皆さんそんなに許せない程の重大事なの?私は緩る過ぎるのか?オリジナルの白い恋人は、逆に少し懐の深い所を見せれば良エーのんちゃう?その方が格好良い。
今はみんな真面目で、何かあればすぐに訴訟。これって、昔アメリカを揶揄する時に言っていたことがそのまま現在の日本に当てはまる。嫌な渡世だなあ…(と言うてはった人はパンツに覚せい剤←これは「あかん」けどね)なんだか息が詰まる。以下は誤解を恐れずに書いてしまいますが…
沖縄防衛局長の不適切発言問題にもちょっと同じ匂いを感じているのです。発言の内容自体は、まるでセンスのない比喩というか(あくまで「犯す」という言葉が女性に対する言葉だとすれば、だけど。罪を犯す・侵す・冒すなど別の意味の可能性も…今回はないか。「犯す前にやらせろっていうヤツはいない」…という発言だしね。あ〜あ!)比喩にもなっていないひどいものだから、この人物の更迭は仕方がないと思う。米軍兵の強姦事件で敏感になっている沖縄ではことさらダメだよなあ。こいつの人間性そのものを疑いもするけど、なんでこんなヤツをこの職に起用したんやろ。
でもね!
この酒の席でのオフレコ発言を外部に流す記者の姿勢をだれも糾弾しないのがちょっと不思議。この記者こそ「やなヤツ」じゃない?酒を飲んで、心を許せると思った仲間の前で本音を言う(今回のこれは「本音」だとちょっとマズいけど)とか気を許して羽目を外すとかってあるでしょ? 誰しも(内容に差こそあれ)非公式の場で、しかも酒が入っていたら、なんか悪いこと言ったりしたりはあると思う。してないと自信を持って胸を張れるヤツは何人いるだろう。私はとてもじゃないけどそんなことは言えない。
なんだか遊び(余裕)がないなあ。
昔は、英国首相のチャーチルの悪口雑言(ジョーク?)癖だって、千円札の伊藤博文の英雄色を好む(女体盛が好きだったって話もある←ホントに!?)だって、微笑ましいエピソードとして伝わっていて、現在のようにそれを糾弾はされなかったように思う。我々が中学の頃、部活終わりの時間になると、職員室で先生が机の下から一升瓶を…なんて光景だってあった。皆「あの先生は好きだから…」て笑って見てた。もちろん仕事は終わってるし、そんなことより、その人の人柄や仕事の出来で評価をしていた。もっとずっとおおらかで、それぞれの個性を認めた上で、仕事の評価をしていたと思う。
完璧主義ってのも、なんだか嫌だなあ…と思ってしまうのだけれど。
この人は酒の席ではこうだけど、口ではこんなこと言ってるけど、本当は…こんなに出来る(それも様々な局面で、色々な才能を全て認めて)という評価をしていたような気がする。ギスギスしていない。もちろん運転手が勤務中に酒を飲むのはダメだけれど、仕事終わりに家に帰るまで酒を我慢出来ない先生は許せる。これで良いんじゃない?
今回の沖縄防衛局長が仕事のできる人なのか、どんな人柄なのかは知らない。この人のことを弁護する気なんてさらさらない!でも、こんな酒の席の悪口を暴露するより「玄葉外務大臣が、先日の日帰り中国訪問の際に、わざわざ飛行機をチャーター(定期便が利用出来るのに)して¥1200万使った」という問題の方が大きいように私は感じるのだけど。政治担当の記者は、こういうことはあまり問題にしないんだ。少なくとも今回の件のように、非公式の酒の席での発言を暴露して正義感面をひけらかす記者の事を私は信用しない。嫌なヤツだなあと感じる。こいつの記事は全部信用出来ないとさえ思う。
大阪人の突っ込み(悪口)に「真面目か!」というのがあるけど、正にそれ。大阪は、真面目な(過ぎる)ヤツは突っ込まれる文化なんだよね。関東以北は昔からずっとこうなの?真面目なの?だからオレってこっちで浮いてるの(笑)