1999年4月19日は、私の大好きな上方の落語家、桂枝雀師の命日です。日付が変わった20日午前1時過ぎに枝雀さんの訃報が流れ、呆然としたことを覚えています。
11年経った今年の命日は、枝雀さんのために一献・・・を忘れており、日付が変わってから「ああ!」と思いだしました。
そしたら・・さすがに枝雀さんや!この日のニュースに、こんな絶好のネタが舞い降りているなんて。
▽こういうひとって、「酒を飲んだら我を忘れる」んやろねえ!
「港に姑忘れました」、フェリー旅行中の英夫妻が洋上から通報
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2718729/5614974
これって、そのまんま上方落語の「宿替え」(江戸落語では「粗忽の釘」に当たる)のサゲですやん。「あんた、ほんまにあわてもんですなあ!〜中略〜我が親を忘れる人がおりますか!」「親ぐらいなんでんねん。酒を呑んだら我を忘れてしまいます」ドンドン・・・。 合掌。
*参考
上方落語メモ (←サゲは短縮版なのでチョット違いますが、枝雀さんの口演です)